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民泊集客で重要なOTAとは?特徴から旅館業・民泊新法でも異なる掲載可能先について解説

民泊集客で重要なOTAとは?特徴から旅館業・民泊新法でも異なる掲載可能先について解説

記事:行政書士 安藤 光晴

OTAとは?

OnlineTravel Agent (オンライントラベルエージェント)の略称で、オンラインで営業する旅行代理店という意味になります。

旅行代理店というと、ショッピングセンターや街中の店舗をイメージするかもしれませんが、ここではインターネット上で予約ができる予約サイトのことを意味します。民泊関連のメディアなどでは民泊サイトなどと言われることもあります。

現在のメインはOTAからの予約

皆さんが旅行に行くためにホテルを予約しようと思ったときに、まず何をしますか?
例えば沖縄に行く予定であれば手持ちのスマホで「沖縄 ホテル」などと検索することでしょう。
一昔前は旅行代理店等のカウンターに並んだり、本屋さんで雑誌や旅行本を探したりもしましたが、スマホやPCの普及で、思い立ったときに価格や空室情報まで調べられる手軽さからいまや圧倒的にインターネットでの予約が多い時代なのです。特に以前は海外から小規模の宿泊施設を探すことは通常は不可能でした。

日本国内を代表するOTA

楽天トラベル

登録宿泊施設数が国内40,348軒、先月の予約数463万泊、クチコミ数1,182万件(2021年9月時点 楽天トラベル事業紹介より引用)と国内トップレベルの利用者を誇るOTA。

テレビCMもあり知名度は抜群です。施設予約の際に提携する楽天グループのポイント付与や利用も可能で楽天カードや楽天モバイルなどのユーザー利用も多いと思われます。また飛行機や新幹線などとセットになった国内ツアーなどパッケージも豊富です。
スマホ・PCともに使い勝手が良く設計されており、明確でストレスなく予約が可能です。

じゃらんnet

リクルート社の運営する国内トップのOTAで前身は雑誌のじゃらんになります。雑誌のじゃらんは今もコンビニなどで目にすることが多く、旅先でのアクティビティや観光ガイドが充実していることから、その流れを受け継いだ印象があります。

そのため、休日のふらっとしたドライブから宿泊を伴う旅行までカバーしており、「みんなの旅行」や「お土産ガイド」など思わず出かけたくなるようなコンテンツも豊富です。

飛行機や新幹線などと宿がセットのパッケージ同様充実しております。

海外の代表的なOTA

Booking.com

1996年にオランダ・アムステルダムでスタートアップ企業として設立されたOTAでBooking Holdings Incが運営しています。一人旅でのお得な施設の掲載も多く、私は最近の旅行で最も利用しているOTAの一つです。

google検索(google map含む)に連動して表示されることが多く、「すべての人に、世界をより身近に体験できる自由を」という企業理念の通り、ホテルから、ゲストハウス、民泊施設まで世界中の多種多様な施設が検索可能です。

完全に日本語に対応していることから、利用で困ることはありません。国内OTAに比べるとコンテンツは少ないものの、宿選びに専念できます。

airbnb

アメリカサンフランシスコのスタートアップ企業。多くの書籍やメディアでも紹介される「ホストとゲスト」をマッチングするプラットフォームとして世界中のコミュニティを構築する代表的なOTA。名前の由来は創業者のアパートにエアーベッドをおいてゲストを招いたことにアイデアを得た「エアーベッド&ブレックファースト」からきたもの。

日本での公開後は手軽に空き家を貸し出せると人気になり民泊ブームを牽引する存在になりました。コミュニティーを重視しており、ホスト・ゲストどちらも定期的なイベントや意見交換が行われておりサポートが充実しています。また他OTAより相互レビュー制度を積極的に採用しており、レビュー=口コミを確認して選べるのも特徴。

海外ではツリーハウスやお城に宿泊できたりと夢のような施設を見るだけでもワクワクします。

気になる掲載手数料とどれから始めるべきか

掲載したい媒体によって、集客にかかる手数料(掲載料・フィー等)が異なります。

ただ2022年現在では差は少なくなってきているため、ご自身が掲載したいターゲットに合った媒体に掲載すると良いと思います。手数料に関しては様々なオプションやポイント付与などで価格が変動するため一概に出しづらいのですが10%〜15%が平均的です。

掲載難易度としては私の実感としては民泊1部屋からであればairbnbが直感的かつ質問に答えていく方式で完成するので分かりやすく感じました。ただし、ビジネスホテルのような部屋タイプごとのプラン設定や価格の調整は一括でやりづらい点もあり、このあたりは施設規模にもよります。

住宅宿泊事業では掲載できないサイトもある

上記紹介したOTAでも現在国内OTA2社は旅館業許可が必要であり、住宅宿泊事業の届出では掲載ができません。

住宅宿泊事業届出 旅館業許可
楽天トラベル ×
じゃらん ×
Booking.com
Airbnb

「旅館業法」に基づき「宿泊営業許可」を得た施設様がご参画いただけます。
※ただし、ラブホテルや、営業許可種別が「下宿営業」の施設様はご参画いただけません。
※また、住宅宿泊事業法に基づく「民泊」、および、国家戦略特区法に基づく「特区民泊」もご参画いただけません。 じゃらんHPより

それに対し海外OTAでは柔軟に掲載ができるようになっているところが多い印象です。

サイト掲載時に必要な情報と書類

サイト掲載申込みに必要なものの準備を行いましょう。

  1. 旅館業許可証 (住宅宿泊事業の場合は標識や受理画面のコピー等)
  2. 事業で利用する銀行口座
  3. 掲載する物件写真(データサイズや比率に注意)
  4. 案内用の平面図データ
  5. 価格設定(仮でも半年程度は予約できるように価格を決めておきましょう)
  6. ハウスルール・宿泊約款等(設定時に入力できるテキスト含む)

上記は国内、海外OTA問わず必須の情報です。

国内OTAの場合は、許可証と申込者の相違が違う場合の書類や承諾書、法人の場合は登記事項証明書なども必要な場合があります。もちろんOTAごとにルールがありますので、それぞれのルールに従って各書類などを準備する必要があります。

この記事では詳細は割愛しますが、写真や宿泊金額はオンラインでの集客で最も大事なもの。スマホでの撮影ではなく、一眼レフカメラで撮影したり自分で難しい場合はカメラマンに撮影してもらうなどの工夫が必要です。殆どのサイトが横長の写真で掲載することが多いので縦長の写真は極力使わないように注意してください。

またハウスルールは宿泊施設を運営する上での取り扱い説明書のような存在です。整合性が取れていなかったり、間違えた案内があると混乱を招き、問い合わせやクレームが増える原因となるため、自分自身のためにもはじめにしっかりと作成しておきたいところです。
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